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用語の説明


1. 概要

1.1 目的

本書では、IDApex IGA で使用する用語の意味を説明します。

2. 用語の説明

2.1 ユーザー・組織アカウント

用語 説明 備考
オブジェクト(Object) IDApex IGAで管理する対象を示すオブジェクトです。ユーザー、ロール、リソース、ケースといった各種管理対象を指します。 ユーザー、ロール、リソース、ケース -
ユーザー(User) IDApex IGAで管理する個人を指します。 社員、契約社員、派遣社員、アルバイト 基本的にユーザーアカウント、アカウントと同義です。
管理者ユーザーアカウント(Administrator User Account) IDApex IGAの管理者権限を持つユーザーアカウントです。ユーザー情報の参照・更新・削除、ロールや組織の付与・削除、リソースの追加・削除など、IDApex IGAの全機能を利用できます。 IDApex IGA管理者 高権限アカウントのため運用管理にご注意ください。
アクティベーション(Activation) ユーザーアカウントを自動的に有効化・無効化するため、アカウントの有効期限を設定できる機能です。 退職日を超過したアカウントの無効化 -
プロビジョニング(Provisioning) IDApex IGAにユーザー・組織情報を登録するだけでなく、IDApex IGAで管理している情報を外部システムへ自動的に反映することを指します。 IDApex IGA内のユーザー・組織情報をGoogle WorkspaceやMicrosoft 365などの外部システムに自動反映 反映先システムの仕様差異にご注意ください。
組織(Organization) IDApex IGAで管理する組織を指します。 部署、課、チーム、グループ -

2.2 権限

用語 説明 備考
ロール(Role) ユーザーに付与する権限の集合を示すオブジェクトです。複数権限をまとめたパッケージとして利用します。 管理者ロール、一般ユーザーロール、営業担当者ロール 権限Aと権限Bを付与したい場合は、ロールCにまとめてユーザーへ付与します。ロール設計が複雑化すると運用負荷が増えるため、ご注意ください。
アサイン(Assignment) ユーザーや組織に対して、直接・個別で権限(ロールやリソース)を割り当てる仕組みです。 ユーザーAにロールAをアサイン ロールAにロールBをアサインしたうえで、ユーザーにロールAを付与してもロールBの持つ権限は付与されません。
インデュースメント(Inducement) 組織やロールに設定し、その所属メンバーや下位ロールへ権限を自動的に継承(自動付与)させる仕組みです。 組織A所属ユーザーへシステム利用権限を自動付与、ロールA付与ユーザーへロールBも付与 主に組織・ロールに対して設定します。意図しない広範囲の付与を防ぐため、継承範囲の設計にご注意ください。

2.3 タスク

用語 説明 備考
タスク(Task) IDApex IGAで手動または自動的に実行される各種処理です。スクリプトのような役割を担います。 再同期、アクセス認定、棚卸、レポート作成 -
再読み込みタスク(Reconciliation Task) IDApex IGAで管理しているユーザーや組織情報を外部システムへ自動反映するための処理です。 Google WorkspaceやMicrosoft 365へのユーザー情報反映 -
再計算タスク(Recomputation Task) IDApex IGAで管理しているユーザーや組織情報を再計算し、変更内容を各種オブジェクトに反映するタスクです。 所属組織変更に伴う関連権限の再計算 -

2.4 リソース

用語 説明 備考
リソース(Resource) 外部システムの接続先を示すオブジェクトです。 Google Workspace、Microsoft 365、Active Directory -
コネクター(Connector) IDApex IGAと外部システムを接続するための仕組みです。 Google Workspaceコネクター、Microsoft 365コネクター、Active Directoryコネクター -
スキーマ(Schema) リソースにおける属性の定義を示すオブジェクトです。 ユーザー名、メールアドレス、電話番号 -
属性(Attribute) スキーマに定義された、リソースの個別情報を示すオブジェクトです。 ユーザー名、メールアドレス、電話番号 -
Linked IDApex IGAのオブジェクトと外部システムのアカウントデータがすでに紐付いている状態です。 IDApex IGAユーザーとADアカウントが関連付け済み 確認場所: 「リソース」>「すべてのリソース」> 任意のリソース > 「アカウント」
Unlinked IDApex IGAのオブジェクトと外部システムのアカウントデータが紐付いていない状態です。 紐づけ対象が存在しないアカウント 確認場所: 「リソース」>「すべてのリソース」> 任意のリソース > 「アカウント」
Unmatched IDApex IGAのオブジェクトと外部システムのアカウントデータが未紐付けではあるものの、識別子や特定属性一致により候補が検出されている状態です。 メールアドレス一致で候補が検出されたアカウント 確認場所: 「リソース」>「すべてのリソース」> 任意のリソース > 「アカウント」
Deleted IDApex IGAのオブジェクトと外部システムのアカウントデータは以前は紐付いていたものの、現在は削除されている状態です。 IDApex IGAユーザーとADアカウントが紐付いていたが、ADアカウントが削除済み 確認場所: 「リソース」>「すべてのリソース」> 任意のリソース > 「アカウント」

2.5 アクセス要求・権限棚卸

用語 説明 備考
ケース(Case) ユーザーに関連するアクセス要求や承認要求の状況を示すオブジェクトです。 承認要求、アクセス要求 ケース滞留時の対応ルールを定義してください。
アクセス認定(Access Certification) ユーザーに付与されている権限の棚卸を行う機能です。 棚卸シート作成、棚卸進捗管理 期限管理と承認者設定にご注意ください。
キャンペーン定義(Campaign Definition) アクセス認定の棚卸を行うための設定です。 棚卸対象、承認フロー、実施期間の定義 定義変更時、影響範囲のご確認ください。
キャンペーン(Campaign) キャンペーン定義をもとに作成された、実際に棚卸を行うためのオブジェクトです。 棚卸シート作成、棚卸進捗管理 -
修復(Remediation) アクセス認定の棚卸結果に基づいて権限を更新することを指します。 不要権限の削除、付与内容の見直し 適用前にご確認ください。
リレーション(Relation) ユーザーと、ロールや組織などのオブジェクトとの関係を指します。 承認者、管理者、オーナー 設定場所: ロール等の「ガバナンス」タブ
承認者(Approver) ユーザーへの権限付与申請を承認する権限を持つユーザーです。 ロール付与申請の承認担当者 ロールや組織ごとに個別設定できます。
管理者(Manager) 組織に属するユーザーの管理権限を持つユーザーです。 部下からの権限申請時に承認を行う上長としての役割 ロールや組織ごとに個別設定できます。
オーナー(Owner) ロールや組織定義の変更内容を承認できる責任者です。
また、権限の棚卸しの担当者にもできます。
ロール定義の変更承認の責任者 ロールや組織ごとに個別設定できます。

2.6 それ以外

用語 説明 備考
レポート(Report) IDApex IGAで管理している情報を一覧形式で出力する機能です。 ユーザーの一覧、ロールの一覧、リソースの一覧 出力対象に機微情報が含まれる場合、慎重にお取り扱いください。