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IAM制限事項


はじめに

本ページでは、IDApex IAMを運用するにあたって、あらかじめ把握しておくべき制限事項と運用上の注意点をまとめています。

機能の設定や日々の操作を行う前に、一度目を通してください。


運用開始前の設定

作業開始前に確認

設定が不完全な状態で運用を始めると、機能が正しく動作しなかったり、想定外のエラーが発生したりする場合があります。

メール送信環境

パスワードリセット通知やログイン通知などのメール機能を利用する場合、SMTPサーバーなどのメール送信環境が必要です。 この環境はIDApex側では提供していないため、お客様にて事前にご準備ください。


OTP・パスキーの初回ログイン時の注意

OTP(ワンタイムパスワード)やパスキーを新しく登録したユーザーが初めてログインする際は、注意が必要です。

リスクベース認証は、過去のログイン履歴(アクセス日時・IPアドレスなど)をもとにリスクスコアを算出します。 しかし初回ログイン時は、まだその学習データが存在しません。 そのため、初回ログインは「リスクあり」と判定される場合があります。

補足

初回ログイン時に追加認証(パスキーなど)が求められた場合でも、正常に認証を完了すれば、2回目以降は通常通りリスク判定が行われます。


SSO 対応サービス一覧

IDApex IAMとのSSO接続について、動作確認済みのサービスと対応状況を一覧にまとめています。導入をご検討の際の参考としてご活用ください。

サービス SSO 方式 注意事項
AWS (IAM Identity Center) SAML 2.0 AWS IAM Identity Centerを経由して、AWSマネジメントコンソールへのSSO接続が可能です。
Entra ID SAML 2.0 Microsoft 365(Entra ID)との連携が可能です。Microsoft 365のビジネス向けライセンスが必要です。
GitHub Enterprise SAML / OIDC GitHub EnterpriseプランでSSOが利用できます。
GitLab SAML / OIDC GitLab.com(SaaS)ではPremium以上のプランでSSOが利用できます。セルフホスト版はより柔軟な設定が可能です。
Google Workspace SAML 2.0 法人向けGoogle Workspaceとの連携が可能です。Google管理コンソール側でのSSO設定が別途必要です。

SLO(シングルログアウト)について

SLO は、IDApex IAMからログアウトした際に連携先サービスのセッションも同時に終了させる機能です。

SLO を利用するには、連携先サービス側がSLOに対応している必要があります。 連携先サービスがSLOに対応していない場合、IDApex IAMでログアウトしても連携先サービスにはログインしたままの状態が続きます。

別途SLOをご希望される場合はサポートまでお問い合わせください。

上記の一覧は動作確認済みのサービスを記載しています。一覧にないサービスとの連携については、お問い合わせください。


イベントログの保管期間

IDApex IAMのイベントログの保管期間は 最大90日 です。期限を過ぎたログは自動的に削除されます。

長期間のログ保管が必要な場合は、外部のログ管理システムへのエクスポート運用をご検討ください。


変更・操作禁止の項目

以下の設定や操作は、システムの安定稼働に影響するため、変更・実施しないでください。

禁止事項 理由
レルム設定のテーマ変更 システム側で管理されているテーマを変更すると、ログイン画面などが正常に表示されなくなる場合があります
既存クライアントの削除 他のサービスとのSSO連携が突然機能しなくなります
レルム設定 → イベントタブ → イベントリスナーの変更 監査ログの収集動作に影響します